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20081003 /第7回SD文庫新人賞/
佳作三作品まとめて感想。まぁ、これじゃ大賞は出せないわな。

事前に察知していた地雷臭はあながち間違っていなかったかもしれん。タイトルからして溢れ出る中二病ウィルス。順調にラノベ歴を刻みつつある俺にとっては寧ろ睡眠薬に等しいわ。
というわけで読んでる最中とても眠くなった。話が進むにつれて眠くなるっていうのはつまり物語、キャラクター、設定の底が浅いってことなんだよな。ラストのバトルはほぼ読み飛ばしていました。登場した途端にそれとわかる黒幕。妙に頭の悪い特維局。腹を撃って自殺するバカ。都合の良い終幕。失笑もやむなし。
俺TUEEEEEEE系ラノベの一種だが、主人公はやたらうじうじして火の点かない少年で、レギオスのレイフォンをやたら単純にした感じ。落ち込むのも立ち直るのも一瞬です。
これなら去年のガンスクの方がマシかな。2巻は永遠に出ないだろうけど。これも多分出ないかな。



実はすげえ(地味で)暗い話だった。岩村の原風景が仄暗い井戸の底のような所にあるので、物語を突き詰めていくとどうしても陰鬱な話にならざるをえないのだろう。ていうか最後の挿絵怖いよ。テンションガタ落ちにも程がある。
それにしても続きがあることを前提にした作りになってるので、評価しがたいものがあるなあ。しかしそもそもそのような構成にすること自体、新人賞への応募作品として好ましくないと僕は考えているのであまり良い評価は下したくない。
登場人物の名前がメジャーリーガー(というか野球選手だな)らしいのだが、貴子潤一郎を思い出した。あとロミオとジュリエットで来楽せんせーも思い出した。来楽せんせー結婚してくれ。



そして素敵な何もかも。というわけでおんなのこのお話でしたね。三作品の中では一番良かったと思う。伊乃の存在価値がいまいちよくわからなかったけど、麻衣に惚れる理由がやっぱりよくわからなかったけど、十分に笑えたので良し。下ネタが好きならおk。コメディは得だぜ。笑えないコメディは最悪だけどな。
それでいてそれなりに際どい設定もあったのはSDっぽさなのか。アキカンの藍上陸と気が合いそうな作者だ。
特筆すべきはやはり柏餅よもぎのイラスト。むっちむちでもうたまらん。あんな女子にぴっとりくっつかれたら魔獣覚醒もやむなし。きのした順市を彷彿とさせるよね。挿絵でいちいちチャック全開を描いてるのも非常に好感が持てる。持てる……よな?



去年の佳作+最終選考よりはバランスとれてるけど、続刊出せるかどうかはちと微妙なところ。あの終わり方からして岩村は2巻出しそうだけどそこから続くかというと少し難しい作風だと思う。
去年から生き残ってるのは玉造だけ。来年の今頃はどうなっていることやら。

次はMFの新人賞。と言いたいところだが全て出揃うのは11月の終わり。個別で感想書いていこうかなあ。
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