そもそもタイトルにツッコミを入れるなら、量産型は伊達じゃなく当然なんですよ。あれはνガンダムだからこそ言える台詞だろうに。

えー、第19回富士見ファンタジア大賞準入選。感想見たがってる方がいるような気配がするので書きます。

まさにライトノベル的展開。なんか諸々のことで禁書目録を思い出したわ。この辺を良い所と見るか悪い所と見るかは人次第だろうけど、個人的にはあまり感心しなかったな。ライトノベルの持つ"ご都合主義"の面が出過ぎて、話のオチに説得力を感じられない。ナンブのコアに秘密が？みたいな設定はむしろいらない。そんなものは気合と根性の前では些末事なんですよ。ただでさえロボットであるという心情描写に不利な主人公なんだから、そんな読者を冷めさせるようなことしちゃダメでしょ。
というわけで突破王がかっこよすぎた。ドリルとパイルバンカーは漢のロマン。

結局ナンブが旧型かつ量産型でなければならない理由はどこにもなく、グロリアスと秘密のコアがあればなんとかなっちゃう話の筋は終盤のカタルシスをスポイルしただけだった。
量産型であるというメリット=低コスト、メンテナンス性、質より量、カスタマイズの自由度などなどを活かして物語を作って欲しかった。あと随所に見られたガンダムパロは不要。


ファンタジア大賞といえば前回の準入選、サンササンの作者は今何やってるんだろう……。